僕と妻が主宰する子どもたちの居場所づくり「冒険遊び場たごっこパーク」では、ご覧のような『Better a broken bone than a broken spirit』と記した看板を掲げています。
また、地域に配布する会報チラシにはこの和訳『心が折れるより、骨が折れるほうがましだ』をいつも記しています。
これについて、県外から視察に来られた方から後日、こんなメールが届きました。
「Better a broken bone than a broken spirit~心が折れるより、骨が折れるほうがましだ」という言葉。
とてもいい言葉ですね。
造形教室をやっていても、夏キャンプをやっていても親御さんから言われる言葉はいつも同じ「けがをさせないようにお願いします」。
だけど、達也さんの、通信の文章などを読んでいて救われるような気がしました。
わたしも、この言葉を友に戦っていきたいと思います。
お返事を次のように書きました。
これは冒険遊び場づくりに取り組む仲間がイギリスの冒険遊び場との交流でロンドンに行ったときに、彼らが着ている揃いのTシャツにプリントされていて、すごくよかったからと、購入して帰ってきたのを見せてもらったのです。
活動の中でこれまで骨折も何度かありますし、縫うほどの裂傷や大火傷も起きています。
でも、一度もそのことを問題にされたことはありませんし、むしろ「迷惑掛けてすいません」とか、応急治療に対して「ありがとうございました」という言葉をいただいていますし、以来、参加しなくなったということはありません。
市民活動においては、「What&How-to」、何をどうやるかではなく、「Why」、つまり、
なぜやるのかが大切なのだと思います。
それをどうしっかりと伝えていくかということですよね。
自分たちの場合は、視察でもお伝えした思い、志を形にしていくなかで、心が折れかかっている子どもたちにたくさん出会うようになりました。
そうした子どもの親は心が折れないようにということを願っているので、骨が折れたって、と思って
くださるのでしょうし、「けがをさせないようにお願いします」なんていうことは言ってこないということに繋がっているのでしょう。